9デイズ |
 | アンソニー・ホプキンス ジョエル・シュマッカー クリス・ロック
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-01-25 売り上げランキング : 14186
おすすめ平均 
小気味の良い作品です!
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いやあおもしれえ!
ここ最近仕事が忙しすぎたのでDVD買って見てました。
この映画、前から気になってたんだけど、
クリス・ロックがウルサスギナイシ、
アンソニー・ホプキンスがやたらカッコいいし、
見所満載でした!内容はといえば、CIAの極秘捜査官であるケヴィンが任務中に死亡。
その男の双子の兄弟であるダフ屋でごろつきの弟に、
ケヴィンに成りすます任務が与えられるというもの。
これがなんで瓜二つでないといけないかといえば、
小型の核弾頭密輸を阻止するため。
これがまんまと敵対組織に強奪され、
ニューヨークへ持ち込まれるんだから大変な事に!ある種お決まりともいえる核弾頭爆発阻止型、
ポリティカルアクションに、クリス・ロックが笑いを沿え、
コメディー・サスペンス・アクションへと仕立て上げるのだから
面白くないわけが無い。
制作はヒットメーカー。
「アルマゲドン」「ザ・ロック」のジェリー・ブラッカイマー
それだけでも安心して楽しめるわけですが、
何より今作は、脚本の出来が異常にいいように思うわけです。なんとまあ調べたら5人が競作しているではないですか!「6デイズ・7ナイツ」のMichael Browningや、
「ブラック・ホークダウン」のJason Richman。
ミリタリー物に強いライターが脇を固めるからこそ、
リアリティーある戦闘シーンが冴えているわけです。
細かい話ですが、
敵テロリストは絶えず使用する銃器はイスラエル製だったり、
サイレンサーを必ずつけていたり、人ごみやせまい場所に隠れながら、
それこそ隠密的に狙ってくる。
迎え撃つCIAはシグザウエルやグロックといったCIA基本装備で応戦する。
アメリカ映画では常識なのかもしれないが、
その常識をよりリアルに演出している点が見逃せない。近作の監督は「フォーン・ブース」「オペラ座の怪人」の大御所、
ジョエル・シューマッカーのこだわりなのかもしれないが、
ご都合主義な銃撃戦が無いのだ。見せ場は見せ場として見せてくれるが、
序盤チェコでの銃撃戦では、テロリストに対して、
監視していたCIAがテロリスト後方から近づいて確実に攻撃するとか、
出来るだけ遮蔽物に隠れて戦うとか、
銃撃戦演出がとにかく細かくて良い。
アクションと笑い、サスペンスを見事に融合した演出の数々。
後半まではドラマシーンで引っ張るが、これがまたタレナイのだ。普通の人間が、
CIAのエージェントに仕立て上げられる肯定もよく出来ているし、
キャラクター紹介のアイディアも、
チェスやクリス・ロックのふざけたやり取り等、
その全てが複線になっていて無駄が無い。
そして何より特筆すべきは、
アンソニー・ホプキンスが、老体に鞭打って戦いまくる!貫禄があり、ふてぶてしく、頼れるCIAエージェントを熱演!
中でも後半のカーチェイスシーンは見もの!基本クリス・ロックは戦わないので(銃すら撃たない。持たない。)
アンソニー・ホプキンスの戦いっぷり、かっこよさが余計に目立つ。この作品確かにプログラムピクチャーとしては、よくある、
黒人と白人のバディームービーなのだが、
年齢差が生み出す落ち着きというか、
ふざけすぎないやり取りのバランスがとにかく良い。
それに、主人公は義理の母親に愛されていて、
それが彼を英雄に育て上げるきっかけになるなど、
あくまで等身大の戦えない男が主人公になるというポイントを、
下手なご都合主義的アクションでごまかしていないのが旨い。
(銃使えたり、撃てば当るという当たり前敵ご都合主義が無い)
「今そこにある危機」でもそうだったけど、
ハリソン・フォードは、銃も撃たず戦い抜いていた。
そういう部分、このキャラは素人だから銃を撃たないし、
戦えないのにがんばってるんだよという面白さが、この映画にはある。たった9日間で訓練を受け、
街を吹き飛ばす小型核弾頭を阻止するべく、
危険な戦場に乗り出すことになる主人公。
あくまで観客寄り、等身大のサスペンスアクション。
この映画見逃している方は是非ごらんいただきたい!この映画の使用曲リスト&トリビアを
もう一つのブログに書いておきました!Soundtrack detective
「BAD COMPANY/9デイズ」サントラリスト調査完了!http://soundtrackdetective.seesaa.net/article/20797819.html
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この映画の主人公もまったく戦えない・・・
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