https://soundtrackdetective.blogspot.com/2006/08/x3.htmlワイルドスピードX3 ネタバレありの映画レビューとこの半年間のまとめ!!
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さて本日は、プレミア試写も東京では開催されましたし、
正直なレビューといきます!
そしてこのブログで半年近く追ってきた、
「ワイルドスピードX3」関連情報も、とりあえずは終了。
追加状況が出てくればまた何か書くかもしれませんが・・・※ネタバレありですので、ここから先は鑑賞後にどうぞ!正直な話、今回の作品、
私的には80点といったところ。まず日本の描写に関しては、
最近の映画の中ではかなりましです。
日本らしく日本が描かれていますし、
町の描写もそこそこよく出来てます。
ただこの映画で問題としないといけないのは、
日本のいいところはまったく描かれていないという事。
それどころか、映画全体に、走り屋=ヤクザ
というとんでもない間違った図式が出来上がっている点が
非常に残念です。細かくいきます!!冒頭、主人公はアメリカ国内のどこの州でも、
問題を起こして転校を繰り返している問題児。
早い話が不良なわけで、その年18歳。
案の定女をめぐって喧嘩になり、
ダッジバイパーを転がす金持ちとレースをやり、
相手ともども大クラッシュの後逮捕。
彼は行くところがとうとうなくなり、
父親がいる日本へ。
どうやら父親は厚木あたりに駐屯している米兵らしい。
ここで明日からこれを着て学校へいけと、
高校の制服、それもガクランを着せられますが、
主人公のルーカス・ブラック・・・
制服がメチャクチャ似合わない・・・この瞬間だけは実はかなり萎えますが、
高校の描写がさほど間違っていないので、
一気にテンションを盛り返します!
しかも学校でのいきなりの数学の先生役、
柴田理恵による見事な「上履き」を使った掛け合い漫才が、
全ての違和感をぶっとばす、この映画の中での最高演技!!ほんとこのシーンはお見事!!
(これなかったらこの映画、この段階で萎えまくったはず。
やたらこの学校外人多いし・・・)そこからは走り屋の世界へ問答無用でGOですが、
問題のこの走り屋描写・・・・駐車場でDUBパーティー&ドリフトまでは許しますが、
それをしきってるのがヤクザで走り屋のDK。
しかもしっかりと賭けレースのあげく、
ヤクザに上納金まで上げてしまう。
暴走族とやってる事変わりません・・・・この辺は、シリーズ中もっともスタイリッシュでない設定だし、
車好きな連中がやんちゃしてるという度合いではない。しかも、ストーリーはなんとまあ、
主人公がこのヤクザであるDKにドリフトレースを吹っかけてしまい、
車をこれまたヤクザの「ハン」から借りてレースした挙句に、
車を壊した事から、「ここでレースして勝って、車の借金を返せ!」
という、主人公の高校生が巻き込まれた
とんでもない事件性の高い状況へと発展。
こんな馬鹿なレースをするきっかけも、
学校で知り合った夜は走り屋のナタリー・ケリーが原因という・・・
なんともはや、暴走族とヤクザが女取り合った話になっているわけで、
どうしてそんなに悪い国ニッポンにしたいんだ?
この国にはまともな車好きはいないとでも言いたいのか???という設定、これはかなり問題ありです。それを除けば(除いちゃうと映画成立しないんだが・・・)
その後の展開はレースに目覚めどんどん腕を上げる主人公ボズエルと、
ワイルドスピード1の「ヴィン」のような存在の「ハン」の交流が、
非常に静かな友情感を出していて、
破天荒な青春物映画としては面白い仕上がりになっています。その他の気になる点。その他の気になるところは、
まず、北川景子さん。
彼女は公開前にあまりにプッシュされすぎた感じがあります。彼女はナタリーケリーが乗るRX-8のメカニックで、
高校では同級生という役柄。
しかし、台詞らしい台詞がない・・・
この映画は主人公ボズエル・敵役DK・ヒロイン
の三角関係で進行するスタイルゆえに、北川恵子さんの役柄が薄い。
ラッパーのBOWWOWでさえ、薄いといえば薄いのですから。
(1のジャ・ルールよりはましだが)
彼女は純粋な日本人として唯一ストーリーに絡んでいるわけで、
もっと彼女こそが異国の地で出会う主人公の恋愛対象とかでないと、
話が盛り上がる理由にならないと思うし、
ヒロイン役のナタリーケリーより、相当色が白くて可愛いと思うのだが?もう一つはヒロインの設定。
彼女は高校生でありながら夜の仕事をしているであろう、
交友関係と匂いというか、高校生らしからぬ格好で夜の街を徘徊。
そういう点だけ見てもどうにも日本で、東京で外国人は、
ヤクザと繋がってこんな生活しかできませんといっているようで、
なんとも釈然としなかった。
生い立ちに関するシーンもあるが、なんとも不遇というか、
「日本になんか来なければ」的な要素もあり、日本を悪く描きすぎている。
監督がそもそも台湾出身のジャスティンだからなのか?
だとすると彼は日本に対してあまりいい印象を持っていない事になる。最後にもう一点は、
レースをまじめにやっていないという事。
シリーズ中これ最もまじめでないです。とにかく相手を潰す事重視なので、
一番初めの駐車場でのドリフトレースが
一番レースシーンとしてはよく出来ていると思います。
そういう意味では、ラストのサプライズでのレース!
パート1の役柄でヴィンが復活しているのは嬉しいけれど、
しっかりと最後までレースを見届けたいのがファン心理!!残念!!
車に関して。これに関してはVeilsaideの使用車が非常に多く、
ハンが乗るRX-7にヒロインが乗るRX-8、そしてDKのZ33と、
Veilのカスタムカーが勢ぞろいで、見ていて気持ちが良い。
主人公ずっとランエボで修行しているのだが、これはおそらく、
前作の流用ランエボ。
2の特典映像に登場したカスタムとよく似ており、
シリーズの三菱系の名残が唯一ある。
(この映画1の敵が乗るS2000を
2でデボン青木が乗ったり、流用が多いのは有名。
今回のランエボはラインナップ詳細ではランエボ9となっている)
ただしラストでは
マスタングにシルビアのニスモチューンエンジンを乗っけたものとなり、
主人公の使用者はマスタングという事になる。
(映画ないではそう見えるが、じつはこのシルビア、
XDの車詳細によると、エンジンはスカイラインのものを積んだ、
鬼速のシルビア!なので厳密には、
スカイラインエンジン搭載マスタングが正しい)
今回の主人公は基本的に
冒頭からクラシックなアメリカンマッスルが好きなのだ。
ちなみにこれからもう一度見る際は、ハンのガレージに注目。
このシーンではNSXのVeilSideカスタムが
ほんの少しだが見る事が出来る。音楽に関してこれはもうスティーブン・タイラーのスコアしか耳に残らんでしょう。
コンピサントラの中身は全然効果的に使われていない。
冒頭のキッドロックや、駐車場でのドリフトシーンでの曲、
プロデジーの方がよっぽど耳に残る。
HipHopよりもロックの方が今回は軍配が上がっているといえる。
このあたりは私が書いているもう一つのブログ、
SoundtrackDetectiveで、
サントラ未収録曲のリストを参照していただきたい!http://soundtrackdetective.seesaa.net/article/20622317.html
タイラーのスコアがとにかくスリリングでカッコいい!
コンピサントラに入っているスラッシュとの
「マスタング・二スモ」はこの作品中最高傑作の楽曲といえる!
なかなか店頭では見当たらないスコア版。
是非アマゾンで購入していただきたい作品です!!総合評価突っ込み始めたら確かにきりがないし、
もっと楽に、楽しめば良い作品なんですが、
日本描写と設定に難ありかな?というのは正直なところ。
分かりやすい展開とアクションシーンの迫力。
カーチェイスのすさまじさ、そのあたりが非常に評価できるので、
この作品は総合評価として私的には80点としたい。理由は、日本描写、気にならない人には気にならないであろうし、
外国人が日本でなんかやってるという見方をした場合、
(それでいいといえばいいんだけど)
設定の全てをありえないとは否定しがたい説得力や、テンポのよさ、
なによりストーリーテリングのうまさがこの映画にはあるのだ。
柴田理恵の上履きがいい例なんだが、
土屋圭一のドリフトに関するぼやきも非常に間がよく笑いを誘うし、
KONISHIKIに借金を取り立てに主人公が向かい、
銭湯で返り討ちに会うのも面白い。
半年間のまとめとしてのレビュー最後に私が思うのは、
この半年間、非常にこの作品、情報戦略がうまいせいで、
私も含めて見るまでの間にかなり期待を膨らませ楽しむ事が出来た。
北川恵子さんの一件や今日行われたジャパンプレミア、
そして朝まで続くクラブイベントと、
パブリシティーがこれほど成功している作品は今年では思いつかない。
この映画はそれだけファンが多く、公開が期待された作品であり、
わざわざ日本公開はワールドカップを避け、
全米公開より3ヶ月も遅らせた等々、公開前の評判は大成功といる。
ただし、映画はあくまで公開されてからが本番なのだ。
これを言ったらおしまいかもしれないけれど、
だからこそ、現在公開中で大ヒットしている「XMEN3」や「スーパーマン」が、
事前宣伝にあまりお金をかけていないのにここまでヒットしているのかは、
公開後の反応のよさにほかならないので、
ヤクザ=高校生の走り屋という基本設定が、
どれだけ広く一般に受け入れられるかがかなり心配なことが正直なところ。
(あまりに日本公開までに引っ張りすぎているのも足かせになりかねない。)
日米同時公開で、6月に公開しても、それはそれでよかったんじゃないのか?
という疑問と、なぜこの作品が日本が舞台というだけでなく、
様々な視点から(音楽や車といったカルチャー要素)
これほどまでの期待作になっていったのかは、
映画宣伝マンにはよくよく研究してもらいたいものだ。
ワイルドスピードX3の宣伝方法は、
予告編をブログ等に貼れるタグ公開や、
最新情報配信と連動した動くPC用壁紙XD等、
何もかもが新しく、ファンを魅了する宣伝戦略の最先端を、
それこそ最速で突っ走ってきたのだから!ワイルドスピードX3カテゴリーはこちらです!