Mr.BOO ! DVD-BOX (5,000セット限定生産) マイケル・ホイ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005-08-26 売り上げランキング : 226 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これは、私のバイブルとも言える作品!
ナンセンスでくだらないギャグのオンパレードなのは、実は広川太一郎さんの吹き替えのおかげ。これは吹き替えでなければならんのです!
TV放送時のVHSをいまだに見ております。
このDVD、当時のそれを当てているので、懐かしいやら面白いやら、はらわたよじれます。
パート1は実は「ギャンブル大将」なんだけど、日本の公開順は「Mr,Boo!(探偵のやつ)」が最初なわけですが、彼らはあんまり似てない3兄弟で、お兄ちゃんが、マイケルホイ。真ん中の色男が、サミュエルホイ。とぼけた3枚目が、リッキーホイ。
この3人、日本公開当時、ほんとくだらない話ですが、大阪の阪急電車で目撃された逸話があり、
3人で仲良く普通に電車に乗りながら、肉まん食べて会話してたらしいです。
映画の中も外も一緒かい!という、いい感じな3人。
DVDBOX発売時に「笑っていいとも!」にマイケルホイが出てきたとき、ヒンシュクを買うほど飛び上がって喜びすぎたMr.Boo!発売。
好きなんだよまじでね!
当時出たサントラLPみつけて買いましたもの! サミュエルが歌う主題歌以外、まったく映画とは関係ない、サミュエルのただのLPだったサントラをね!
この作品の吹き替えが面白いのは、周知の事実ですが、加えて、日本公開第一作「Mr.Boo!」吹き替えには、ツービートがあたっていて、サミュエルを「ビートたけし」リッキーを「ビートきよし」という豪華吹き替え陣でゴールデン洋画劇場にて放送されたのです。
この状態で、広川太一郎さんは、口が動いていない部分にまで勝手に吹き替えをし、アドリブ全快で作品を盛り上げてくれています。
「なん?なんだこれは・・・?」みたいなおとぼけ口癖に始まり、
「とれミラー(トイレの鏡と手が接着剤でくっついて取れたときに)」
とか、動きにあわせてなんかいってくれてます。
私のお勧めは「インベーダー作戦」の金庫でのどたばた。
リッキーホイが、金庫に閉じ込められて、開かなくなる、
それをマイケルホイが助けようとしているときの会話が最高です。
簡単に説明するとこんな感じ。
「大丈夫かちょんぼ!」
「真っ暗でなんにもみえない・・・」
「おちつけ、何かないか、火をつけるものとか」
「ライターあった!」
「でかした!それで金庫の暗証番号が書かれたカードを読め!」
お約束というか、中から煙が・・・
「カードに火がついた・・・」
「なにやってんだおまえ!煙を吸うな!
息を止めろ!息を止めたら死んじゃうか・・息を止めて生きろ!」
とてつもなく混乱していく状況がばかばかしくていい。
そのときに悪役が、「俺を呼んだか~」
ってまるで、“ジャイアン”みたいに出てくるんだけども、
声はジャイアンの、「たてかべ 和也」旧ドラえもんからは、のびた役の「小原乃梨子」も参加。
何度も見ていると気づきますが、どのキャラも登場するすべてのキャラが口動いてないのに勝手なことを言っている。おそらくこの吹き替えに関しては、ベテラン声優陣が、かなりアイディアを出し合って吹き替えていて、広川太一郎さんだけでなく、みんなしてアドリブをかましていたと思われます。
映画出演陣も豪華です!
色男サミュエルホイに絡むチンピラ役に、若き日のデブゴン、「サモハンキンポー」
敵役に「燃えよドラゴン!」の鉄の爪こと、「シーキエン」
そして、福星シリーズでおなじみ、「リチャード・ウン」(当時はリチャード・ンと訳されることが多く、
なんだよ、名前が「ン」って!とか思った)
この映画は豪華!そして馬鹿!!香港映画を語る上で絶対に避けては通れない最高傑作です!
追記
映画史家の「四方田 犬彦」さんは、NHKの映画史語る番組で(名前忘れた・・・)マイケルホイを、マルクス兄弟と並ぶコメディアンと評し(これはよく覚えている)
「私、似てませんか、マイケルホイに」と、語っておられたのを覚えている。
(本人が言うとおり、よく似ているのだ)
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