24 シーズン１サントラ調査　#1

2011/10/24

24 シーズン１サントラ調査　#1

24 -TWENTY FOUR- シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2010-05-28
by G-Tools

Huluでも配信中！ http://www.hulu.jp/watch/283263

最強に厄介な娘をどうにかしろ！

言わずも知れた海外ドラマブームの火付け役であり、海外ドラマというジャンルを一般に定着させた歴史的作品。このシリーズ、リアルタイムストーリーにした事で革新的な３つのストーリー構成が際立った。

・２４時間が据えての登場キャラにとってリアルタイムで進行し、その１時間ごとを見せられている、フェイクドキュメンタリー感覚。

・分割画面で同じ時間軸で何が怒っているかを表現。

・単純なテロリストと戦う対テロユニットの物語ではなく、主人公はもちろん、すべてのキャラクターの家族関係までもが関わっていく。

分割画面はその後のTVドラマや映画で多用されるようになったし、フェイクドキュメンタリーはホラー映画での採用が目立つようになった。　

そして３つ目。何より功績が実は大きいと思うのが「典型的アメリカンヒーローからの脱皮」だ。
笑い事のように書いた「最強に厄介な娘」とはまさにこの事で、ジャックバウアーがステレオタイプなヒーローであれば、テロと戦い、家族の事なんてほんの少し描かれる、もしくわ描かれても彼のヒーロー像をより高めるための演出的エッセンスでしかないだろう。　しかしこのドラマはリアルタイム、これまでヒーローのために存在していたキャラクターが、それぞれ野路間を同時に生きている、強い意志と行動力を持ってしまったのだ。これにより物語はより深く、複雑に、厄介に進行してしまう。

ジャックは決して起用でタフな男ではなく普通の男たる所以を、その世界観から見せていくというのは、２４話あればこそだろうし、時間をかけなければ（といっても２４時間なんだけれども）できないストーリテリングではないかと思う。

シーズン１は主人公ジャックの娘にイライラさせられながら、そうかこれが新感覚か！　と悶絶しつつ、全話見終わると想像を絶する最悪な展開に、徹夜明けも真っ青な脱力感が襲いかかる！　まさにこれはリアルタイム・ライブアクション！　

このドラマまだ未体験という方は「くそーっ!!!」と叫びつつ２４時間ジャックと共に戦っていただきたい。

※途中時間経過が表示されるので、実はトイレ・タイムが取りやすいというのも、案外魅力的ですw

※以下、調査結果に関しては各自今一度ご確認ください。itunes等の楽曲ダウンロード購入に関しましては、試聴後、個人の責任において行っていただきますよう宜しくお願い申し上げます。

■コンポーザー　　　　
Sean Callery / ショーン・キャレリー
実は「ニキータ」が最初にTVドラマシリーズ化された時にスコアを担当していたのが彼。

この作品を2001年から2010年のファイナルまでずっと担当していたコンポーザーで、その間他の海外ドラマ「ミディアム」「BONES」を担当するという、大ブレイク、大活躍ぶりを見せた注目のコンポーザー。シカッも彼が担当したこれら作品はいずれも大ヒットシリーズ、現在も続投中作品なわけで、現在のアメリカドラマシーンで、大ヒット作の音楽と言えば彼と言っても過言ではなくなってきています。

・ブログ掲載中のSean Callery関連記事
http://soundtrackdetective.blogspot.com/search/label/Sean%20Callery

・オフィシャルサイト
オフィシャルサイトがシンプルすぎる！とBONESの調査にも書きましたが、引き合いが多いからなんだろうか？
現在製作中のオフィシャルサイトは、ComingSoomではなく、Coming 'Very' Soon。しばらくはこのままみたいですね。
http://www.seancallery.com/sean_callery/?ref=none

・itunesで配信中のSean Callery

■劇中使用曲　　　　　　
#1　00:00 〜 01:00　　
以下３曲は不明のため調査中
・冒頭大統領が狙われているという電話が入るカットでのピアノ曲
・キムとバウアーの会話シーンでの曲
・キムが自宅を抜け出す際の曲

・Sugarcult「Bounving off the Walls」
Youtube!
http://youtu.be/CMJUy_HN-00