X-ファイル シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD] 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2010-05-28 by G-Tools Huluでも配信中! http://www.hulu.jp/watch/283263 |
90年代後半に日本でもTV放送されブームを巻き起こした海外ドラマ「X−ファイル」
面白い事にあまりに有名なテーマ曲は、第一回目の放送では使用されていない。ものすごく暗いイメージで全体が進行しており、オカルト色全快。
信じるのはあなた次第的な、少しおとぼけ感というか、気になる面白い話という雰囲気は初期の頃には微塵もない。
そういう意味ではシーズン1、オカルト・ドラマの神髄を楽しめる。
今の時代に見た方が逆に良いのかもしれないと思ったのは、このドラマ放映当初は携帯もノートPCも普及しておらず、科学的な捜査を「モバイル」する事もできない、足で捜査するしかない時代だったために、無謀とも言える強行捜査を行った結果、主人公モルダーが記憶を消されてしまったり、もう核心部分んまで来てるんだろうけれど、突き放されるという、現場の匂いと緊張感がしっかりとある。
そして現代「FRINGE」に代表されるように、不可思議な事件=UFO、霊の仕業としてしまうのではなく科学的ななにか、しっかりとした原因があり犯人がいる。という方向性ではなく、当時の科学では今一歩証明できない、非科学的な事は全部UFOかも!? という一つの方向性(オカルト)に向かう事で見え隠れする、事実。
明らかにモルダー、それは今となっては多分軍の策略になるんだぜ! 違うよそれは霊の仕業じゃないってば! はたまた、今の時代当たり前にできるよねそれ? という事まで、UFOや宇宙人の仕業なんじゃないか? と言う視点でしかものが見れない主人公モルダー捜査官だからこそ、より厄介な事になっていく様も見受けられる部分、時代の科学的な進歩やそれによるストーリーの誤差を楽しむのという意味でも、色あせたという事ではなく、より魅力が、なんというか年を経て味わいが増したストーリーの奥深さを堪能してみたい。
事実放映当時はこの人なんなんだろうなあ、謎ばっかだよなあ? と思っていた、ほとんど説明がないキャラも、今の時代に見ると、意外とすんなり受け入れられる「あの手の機関の方ね」的な推測ありで見れるから不思議。
そういう意味ではこのドラマ、当時から「裏の裏まで知りすぎている」内容だったのかもしれない。
テレビ朝日放送時にはB’zのLove Phantomが主題歌として使われていたけど、いまだになんでこの曲が使われたんだか理解に苦しんでいたりする(曲自体は名曲中の名曲なんだけれども、これ映画「インタビュー・ウィズ・バンパイア」に触発されて制作された楽曲で、ライブの演出もそのイメージで行われているってご存知?)
※調査結果に関しては各自今一度ご確認ください。itunes等の楽曲ダウンロード購入に関しましては、試聴後、個人の責任において行っていただきますよう宜しくお願い申し上げます。
■コンポーザー
Mark Snow / マーク・スノウ
1946年 ニューヨーク、ブルックリン生まれ。
海外ドラマでは「ヤングスーパーマン」他多数を手がけており、TV用の音楽を中心に手がけているコンポーザー
Mark Snow:imdb
http://www.imdb.com/name/nm0006296/
■劇中使用曲
#1 序章 / Pilot
スコア以外の使用曲無し
#2 ディープ・スロート / Deep Throat
モルダーが一瞬カーステレオで流すハードロックがある。
一瞬すぎて不明。
■サントラ
日本でも大ヒットとなったTVシリーズ『X-ファイル』のサントラBOXセットの第一弾!!
全9シーズンからセレクトした内容で、40ページのブックレットも入った豪華盤。
限定3000セット。
【限定3000セット】X-ファイルVol. 1 マーク・スノウ lala LAND/Rambling 2011-05-25 by G-Tools |
◇日本放送時の主題歌
・B’z 「Love Phantom」
B'z The Best “Ultra Pleasure”(2CD+DVD) B’z VERMILLION RECORDS(J)(M) 2008-06-18 by G-Tools |