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 | トータル・リコール スペシャル・エディション [DVD] ジェネオン エンタテインメント 2003-11-21 by G-Tools |
■調査レポート ■予告篇使用曲 ■コンポーザー ■サントラ ■サントラ未収録
※調査結果に関しては各自今一度ご確認ください。itunes等の楽曲ダウンロード購入に関しましては、試聴後、個人の責任において行っていただきますよう宜しくお願い申し上げます。
■調査レポート
リアクターを作動させろ！
フィリップ・K・ディクのSF小説をポール・バーホーベン監督がうまいこと2時間にまとめてくれた映画で、個人的にはかなり好きな作品。
記憶を買える未来。人々は経験を仮想記憶を買うことで得ることができる。中でも旅行の記憶は人気が高い。酸素がなく人間にとって劣悪な環境である火星旅行の記憶を手に入れたいシュワルツェネッガー演じるクエイド。妻に反対されるも記憶を買いにリコール社へ。ところがそこで彼は自身が過去火星で生活していた記憶を消されていたという事実を知る。
と、粗筋を書いてもややこしいのではないか？ と思うので、映画を見たほうが早い！ と言いたくなるくらい冒頭30分ほどで語られるステージ設定が見事で、火星まであっという間に話が展開、一気に物語の世界に引き込まれる。
「ロボコップ」や「スターシップ・トゥルーパーズ」でもそうだが、バーホーベン監督の映像話法は巧みで、TV、CM、を劇中に取り入れることで簡潔に設定状況を解説してくれるので、SF作品の場合とても分かりやすくなる。本作も記憶の売り買いに、火星の地球環境化（テラフォーミング）というスケールの大き過ぎる話に、分かりやすいバイオレンス描写や「氷の微笑」を織り交ぜ、後にシャロン・ストーンに「この変○野郎！」と毒づかせた異名を遺憾なく発揮した素晴らしい演出で描いていく。
（バーホーベン作品は「ロボコップ」→「トータルリコール」→「氷の微笑」と続き、この時期監督はノリにノッている）
電車の中にTVがある！ なんてのは今ではJR東日本が導入しているデジタル・サイネージで世にでているし、記憶を売るとは言わないまでも仮想現実という手法は近年のAR技術や、ある意味オンラインゲームにも通づる部分があるように思え、少なからず未来予想と一致している内容を見つけながら鑑賞するのも今となっては面白い。
 | ブロマイド写真★アーノルド・シュワルツェネッガー『トータル・リコール』/記憶操作装置 シネマインク by G-Tools |
＜以下Wikiｐediaより引用＞
映画全体が夢であったか？
映画およびDVD版は上のシーンで終了するが、日本語吹き替えVHSビデオ版では日本語版スタッフの手で「全ては夢（装置による記憶）だった」というカットが加えられる。
ピアズ・アンソニイによるノベライズでは、キスの前に「リコール社が提供した夢である」ことを明示するセリフがある。DVDの音声解説によるとこれは破棄された設定ではなく、ホワイトアウトによる映画のラストシーンは「夢であった」という事を示唆している。「夢なのか現実なのか、作品内では明確な答えを出さず、受け手側の想像に委ねる」という形は、映画スタッフの狙いでもある。
バーホーベンは明確に「夢であった」としている。
ウィキペディアの執筆者. “トータル・リコール”. ウィキペディア日本語版. 2011-03-29.http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB&oldid=36957792, (参照 2011-04-02).
【続編及びＴＶシリーズ】
・トム・クルーズ主演の「マイノリティ・リポート」は当初「トータルリコール2」として企画されていた。
2012年に「アンダーワールド」「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督、コリン・ファレル主演でリメイクバージョンが製作予定。
ｉｍｄｂ：http://www.imdb.com/title/tt1386703/
・1998年に全22話、アメリカ・カナダ合作によるＴＶシリーズ「Total Recall 2070」が放送されている。
設定お同じくしたスピンオフ的作品。日本でもＤＶＤリリースされている。
 | トータル・リコール ザ・シリーズ1 [DVD] キングレコード 1999-12-23 by G-Tools |
■予告篇使用曲
オリジナルスコアを使用
 | Total Recall: The Deluxe Edition (1990 Film) Jerry Goldsmith Varese Sarabande 2000-12-05 by G-Tools |
■コンポーザー
◇ジェリー・ゴールドスミス / Jerry Goldsmith
ハリウッド音楽界の名匠。1929年～2004年 アメリカはロサンゼルスの生まれ。
ジェラルド / Jerrald が本名だそうで、ニックネームから活動時には「ジェリー」としていたそうです。
映画「ランボー」「未来警察」「エイリアン」「ロマンシング・ストーン」「ダブルボーダー」「インナースペース」と数えればキリがなく、ゆうに100を越え、多数のヒット作に携わる。（imdbによれば公式には251タイトル）
・映画「オーメン」でオスカーを受賞。海外ドラマ「スター・トレック・ボイジャー」他でエミー賞受賞と、輝かしい受賞歴。
受賞歴一覧：http://www.imdb.com/name/nm0000025/awards
・Jerry Goldsmithオフィシャルサイト
http://www.jerrygoldsmithonline.com/
・itunesで配信中のJerry Goldsmith
◇ブルーノ・ルーチョウアン. / Bruno Louchouarn
もう一人のコンポーザーがこの方で、3曲クレジットされている。
ドルフ・ラングレン主演の映画「デスロック 戦略ガス兵器を追え！ / Cover Up 」のスコアを手がけている。
・オフィシャルサイト
http://web.mac.com/blouchou/Bruno_Louchouarn/home.html
■サントラ
| Total Recall: The Deluxe Edition (1990 Film) Jerry Goldsmith Varese Sarabande 2000-12-05 by G-Tools |
http://youtu.be/SZUCtsd12RE
2000年に発売された赤ジャケットのデラックス版。通常版が10曲だったのに対して、こちらは全27曲収録と圧倒的にこちらがオススメ !! （itunes配信のジャケは青ですが曲数は同じ27曲です）
時を経ても人気のある印象的なこのスコア。ゴールドスミスのシュワルツェネッガー作品へのスコア提供はこの作品のみとなる。
1. The Dream
2. First Meeting
3. Secret Agent
4. The Implant
5. The Aftermath
6. For Old Times' Sake
7. Clever Girl
8. The Johnny Cab
9. Howdy Stranger
10. The Nose Job
11. The Space Station
12. A New Face
13. The Mountain
14. Identification
15. Lies
16. Where Am I?
17. Swallow It
18. The Big Jump
19. Without Air
20. Remembering
21. The Mutant
22. The Massacre
23. Friends
24. The Treatment
25. The Hollowgram
26. End Of A Dream
27. A New Life
■サントラ未収録
・ブルーノ・ルーチョウアン. / Bruno Louchouarn によるスコア3曲が未収録
「Running out of Air」 「Rubble City」 「Mutant Dancing」
◇「Mutant Dancing」この曲のみYoutube!にUpされていた。
