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2006/02/24

放送禁止でありながら、結局流出している気がする・・・

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毎日何か見つけるので、結局更新

これがすんごい発見なんですね、
「放送禁止映像大全」


放送禁止映像大全放送禁止映像大全
天野 ミチヒロ

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こいいでしょ~タイトルからして。

映像を仕事にしているので、
どこまでOKなのかということが気になるわけです。


特撮や刑事物が好きな方は、
何本か思い当たると思います。
「西部警察」や「太陽にほえろ!」
「ウルトラセブン」あたりは
有名な放送禁止エピソードが伝説化しているほど。
どちらかといえばこれは、放送禁止になっている、
TVドラマや、アニメ、映画はこういうものですという、
簡潔なリストのような内容。
見開き平均2ページで構成されているので、
詳しい突っ込みは特にはいってはいない。
突っ込みを入れると、この本事態発禁になるんだろうな、
と思いながら読んでおります。
驚いたのは、
最近の作品でも「ギフト」や、「金田一少年の事件簿」等に、
ビデオでは存在が抹殺されている作品があるという事実。

放送禁止ネタは大きく分けて2つあり、
放送後にビデオ化、再放送が禁止となるもの。
放送前に自主規制されるものの、
大きく分けて2種類なんですが、
問題なのは、そのどちらも当然のごとく流出しているという点。

この点について本書でも触れていますが、
記憶に新しい流出ネタをお知らせいたします。
(いいのか・・・)
というのも、流出の経緯において、
とても不可解なものがあるんです。
それが、「怪奇大作戦」の永久欠番。

これは、明らかに作為的に出回ってといえるもの。
というのが、最近でこそDVD-BOXが
当たり前のように店頭に並ぶようになりましたが、
この流出ネタは、まだ「LD-BOX」の時代に起きたこと。
なんと、「怪奇大作戦LD-BOX」には、初回版に限り、
欠番作品が収録されていたのです。
しかしながら、当然回収となるんですが、ここが巧妙で、
発売当日に回収されたということ。

なにが巧妙かというと、
CDやDVD(当時はLD)は、書籍も含めて、
流通の関係上、発売前日の大体お昼ごろには店頭に並ぶのです。
つまり、コレクターの手には、発売前日に渡っているという寸法。
予約しなかった一般ユーザーには、たてまえとして、
「当日回収」がなりたつものの、それでは不完全となるわけです。
私が見た事のある「怪奇大作戦」も、この初回プレミア品で、
普通に大学時代、先輩は持ってました。
この手の流出ネタで言うと、
「サンプル版」流出パターンというのもあり、
「ナチュラルボーンキラーズ」のディレクターズカット版は、
販売中止となるも、「サンプル版」が、しっかりと市場に流出。
先輩とともに、大学時代にレンタルしたのを覚えています。
(レンタルさせていたビデオ屋も無茶苦茶だが・・・)

そんなこんなで、
「ウルトラセブン」の永久欠番も、結局拝見しましたし、
なんだかんだと出回っている上に、
「ギニーピッグ」や「オールナイトロング」というOVAの問題作は、
(宮崎勤事件で、容疑者が見ていたとされる虐殺ホラー映画)
今でこそあまり見かけませんが、
街の片隅の小さなレンタルビデオ店にはいまだに置いてあり、
それそのものをウリにしているお店もあるほどです。
明らかに問題があるからこそ放送禁止であり、
発禁であるにも関わらず、
ありとあらゆる方法で結局は世に出回っているこれら作品。
おそらくあなたがエアチェックして
大切に保管しているビデオの中にも、
確実に含まれているものと思われ、
今後もこういった作品群が、世に放たれていくことでしょう。

興味本位で読んでいくと、
なんだかとても複雑な気分になる本です・・・
(あれ・・・良い事じゃないし・・・)

「怪奇大作戦」解説本の中でも、
永久欠番として、幻の作品は語られていない・・・

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